2019.02.08
転職コラム
【新卒】保育実習を受けた後に保育園に送るお礼状の書き方
学校の授業だけでは体験できない現場の雰囲気や保育士さんの働き方を身近で見ることができる『保育実習』。この期間で漠然とイメージしていた保育のお仕事が、よりリアルな仕事として実感することになります。保育士を目指す新卒のみなさんは、実習後にお世話になった保育園へお礼状を送るのが通例です。今回は保育実習後のお礼状の書き方・送り方をご説明していきます。
保育園にはお礼状を必ず送るべき?
実習を受けさせていただいたことに対する礼儀として、保育園にお礼状は必ず出すようにしましょう。学校によってはお礼状を任意としているところもありますが、マナーとして出すことをおススメします。今後、実習先の保育園で働くこともあるかもしれませんので、印象が良いに越したことはないですよね? また個人から実習先へお礼状を送ることは、実習生を送り出した学校側の印象にも関わります。保育園が実習を受け入れてくれるのは、みなさんの学校の先輩方が実習を重ね、お礼状を書いてきたからかもしれません。実習の受け入れが後輩たちの代にも続くように、お礼状は必ず書くようにしましょう。
保育園にお礼状を送るタイミング
早ければ早い方がよいですが「実習終了から1週間以内に先方へ到着」をめどに用意してください。また学校から複数人で同じ施設に実習へ伺った場合は、送付日を同じ日にするのがいいですね。
保育園へのお礼状は手書きで
手書きでお礼をしたためた便箋を白封筒に入れ、封書として提出します。茶封筒やハガキでも問題はありませんが、白封筒が1番フォーマルで丁寧です。職員さんと連絡先を交換し、個人的にメール等でお礼をお伝えした場合であっても、お礼状は書くようにしてください。筆記用具は万年筆ですと丁寧ですが、黒色ボールペンでも十分です。
お礼状を書く際の注意点
誤字、脱字には細心の注意をはらいましょう。くれぐれも学校を代表して送っていることを意識しましょう。間違った漢字を書いてしまうと、あなただけでなく、学校全体がイメージダウンになりかねません。また、施設名や先生のお名前に誤りがあると非常に失礼にあたります。万一がないように、複数回確認すておきましょう。また、書き損じた場合は、修正テープなどを使わずに新しい便箋に書き直すようにしましょう。
お礼状の宛先
実習先の保育園の園長先生宛てに送ります。実習現場でよく接したのが、他の保育士さんであったとしても、施設の責任者宛てに送るのが通例です。敬称は「先生」でも「様」でも問題ありませんが「先生様」のような二重敬語には注意が必要です。
例)
〇「〇〇保育園 園長 △△様」
〇「〇〇保育園 △△園長先生」
✕「〇〇保育園 △△園長先生様」
例)
〇「〇〇保育園 園長 △△様」
〇「〇〇保育園 △△園長先生」
✕「〇〇保育園 △△園長先生様」
お礼状で書く内容
忙しいなか時間を割いていただいたこと、実習を受けさせていただいたことに対するお礼と、実習で学んだこと、感じたことを具体的に書きます。文章の書式にとらわれず、実習での成長が伝わる内容を盛り込みます。そうすれば、受け入れていただいた保育園としても「また来年も実習を受け入れよう」ということになります。自分のことだけでなく、保育園側の方がポジティブな気持ちになっていただければよりよいお礼状だと言えます。
お礼状の様式
頭語は文章の冒頭に、結語は文章の結びに使う言葉で、それぞれビジネス文書での「こんにちは」「さようなら」にあたります。この頭語と結語は決まった組み合わせで利用します。保育実習のお礼状で使うには下記を参考にしてください。
頭語:「拝啓」結語:「敬具」
一般的な書面
頭語:「謹啓」結語:「謹言」より丁寧な書面
文章の流れは下記のようになります。
・前文 宛名、頭語、お礼・感謝の言葉
・主文 実習で学んだこと、感じたこと、実習の経験を活かした今後の展望
・末文
結びの挨拶、結語(頭語との組み合わせ)
・後付 日付、差出人名
※宛名は差出人名の後に記載しても問題ありません。
実習を受けたあとはレポートの提出もありバタバタすることと思いますが、実習を請け負ってくださった保育園側の皆さまは、忙しいなか貴重な時間を割いてくださっています。形式や書式を守ることも重要ですが、感謝や学びがきちんと伝わる内容となることを一番に考えて書くようにしてみてください。
頭語:「拝啓」結語:「敬具」
一般的な書面
頭語:「謹啓」結語:「謹言」より丁寧な書面
文章の流れは下記のようになります。
・前文 宛名、頭語、お礼・感謝の言葉
・主文 実習で学んだこと、感じたこと、実習の経験を活かした今後の展望
・末文
結びの挨拶、結語(頭語との組み合わせ)
・後付 日付、差出人名
※宛名は差出人名の後に記載しても問題ありません。
実習を受けたあとはレポートの提出もありバタバタすることと思いますが、実習を請け負ってくださった保育園側の皆さまは、忙しいなか貴重な時間を割いてくださっています。形式や書式を守ることも重要ですが、感謝や学びがきちんと伝わる内容となることを一番に考えて書くようにしてみてください。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。