2017.09.19
お役立ち情報
毎日大変な保育園の連絡帳。内容&ネタ大公開!
保育士さんと保護者の方々を結ぶ保育園の「連絡帳」。保護者さんにとっては、園でのお子さんの様子を知るための貴重な記録であると同時に、保育士さんが子どもをしっかり保育してくれているかを判断するという側面もあります。保育士さんにとっても、連絡帳は保護者さんの想いや考えを知るための大切なコミュニケーションツール。忙しい中で書く連絡帳。大変なときもありますが、書くからにはできるだけ保護者さんにも喜んでいただける内容にしていきましょう!
連絡帳はていねいに、そして間違いなく
文字が走り書きで乱雑だったり、漢字間違いで誤字や脱字があったり、正しい日本語で書かれていないと「この先生、大丈夫?」と思われてしまいます。日頃、どれだけ保育の仕事を一生懸命やっていても、連絡帳の文面ひとつで信頼を失いかねませんので、この点は要注意です。また連絡帳の中での言葉遣いも友だち感覚にならないよう、敬語で一定の距離を保つのがベター。字があまりキレイじゃないんで恥ずかしい…そんな保育士さんもいらっしゃいますが、大丈夫。ていねいに書かれた文字であれば、きっと保護者さんにも保育士さんの気持ちが伝わるはずです。
ダラダラ書かず、端的な連絡帳を心がける
保育園からの連絡帳は、食事やミルクの量、睡眠、排泄、体温などは所定の欄がありますので、そこに記入すれば基本はOKです。一方で「今日は何を書こう」って保育士さんを迷わせるのが「自由欄」。だからといって、無理にスペースを埋めなくても構いません。それと同様に書きたいことが多い日でも、そのすべてを書く必要はありません。おすすめなのは、テーマを1つに絞って、要点を端的に書くこと。保護者さんにも伝わりやすいですし、文字で書かれていないところは、登降園の送り迎えのときに言葉でひとこと添えることもできます。保育の現場ではいろんなことがあります。その園児さんの「今日いちばんのエピソード」を伝えてあげましょう。
連絡帳に書くテーマは「成長」そして「変化」を
保護者さんが最も知りたいのは、お子さんの成長や変化です。「嫌いな物をがんばって食べた」「こんな言葉を話した」そして行動であれば「お友だちにおもちゃを貸してあげていた」…。まずはそんな小さな行動を見逃さず、その感動を連絡帳にも反映させていきましょう。保育士さんの中には気づいたらすぐにメモを取っている方もいらっしゃいます。0〜2歳児は、午睡などの合間にほぼ毎日連絡帳を書く園が多いようですが、3歳児以上でお昼寝時間がない場合は週に1回ということもあります。3〜4日前のことは忘れてしまいがちですから、メモは有効に活用すべきです。金曜日に渡す連絡帳に「火曜日にこんなことがありました」と詳しく書けば、「この保育士さん、本当によく見てくれているんだ」という好印象にもつながっていきます。
連絡帳は子どもにも親にも一生の宝物
保育園での連絡帳は、保護者の方にとって子どもが日々成長してきた記録となる最高の宝物です。またお子さんが大きくなったときに「保育園ではこんなふうだったのよ」と見せる機会もあるでしょう。そのため、ポジティブな内容となることを心がけましょう。毎日書くのは保育士さんにとって大変です。でも、その連絡帳が「一生の宝物」として残っていくものだとしたら、明日の連絡帳も少し気合を入れて書いてみませんか。