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2019.10.23

転職コラム

ベビーシッターの仕事内容とは?保育士さんとの違いは?

保育士さんとの違いは?ベビーシッターの仕事内容をご紹介

保育士さんの中には、ベビーシッターの仕事にも興味がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。保育士資格があればベビーシッターとして働くことができますが、もちろん保育園でのお仕事とは異なる部分が多々あります。そもそもベビーシッターとはどのようなものなのか?働く場所や雇用形態、給与形態は?今回はそんな『ベビーシッター』についてご紹介します。

ベビーシッターとは、主に利用者の自宅へ伺って、お子さんの保育をする人のことです。『ベビー』という名前ですが、学校から帰宅した小学生のケースもあり、その場合は『キッズシッター』と呼ばれることもあります。ベビーシッターが必要とされるのは、保護者の方に用事があるときやお子さんが病気でも仕事が休めないとき、保育園に預けられないときなどさまざまなケースがあります。それぞれの理由から、仕事内容は幅広くなります。
・一緒に遊ぶ
・食事、おやつ提供・サポート
・トイレ、お風呂のサポート
・幼稚園や習い事への送迎
上記のように保育だけではなく、買い物や掃除といった家事代行を依頼されることもあります。
ベビーシッターとして働くのは、保育園で働く場合とは職場や雇用形態などに違いがあります。ここからはベビーシッターの特長についてお話しします。
ベビーシッターとして働くために特別な資格は必要ありません。保育士資格をもつ保育士さんは保育のスペシャリストですので、そのままの知識で就労することができます。もし、あなたがよりベビーシッターとしての専門性を高めたいなら、公益社団法人全国保育サービス協会が制定する『認定ベビーシッター資格』などの民間資格を取得するという方法もあります。一般的には、保育士の資格を持っていると優遇されることも多く、実際にベビーシッターとして活躍している保育士さんもいます。
基本的にベビーシッターは訪問型になります。主に利用者のお宅に訪問しますが、イベント会場や病院などの託児ルームに派遣されることもあります。
ベビーシッター派遣会社(運営事業者)へシッターとしての登録を行った上で、希望するシフトを申告。パート・アルバイトとして働くという形がほとんどです。ただし、シフト希望を出していても、利用者からの依頼が来なければ仕事が入らないこともあります。保育園と比べて自由な働き方ができる反面、雇用の安定性はなく、単発のアルバイトに近いイメージです。給与についても働いた実績に応じた支払いで、時給は1000~1500円程度が相場になります。病児保育や宿泊保育、深夜保育などで、深夜帯の時間拘束などのお仕事には時給が可算される仕組みになっています。
ベビーシッターが担当するお子さんの人数は基本的に1人、兄弟姉妹がいれば2〜3人がほとんどです。複数人を同時に担当する保育園に比べると、一人ひとりとじっくり接することができますが、担当するお子さんは固定でない場合が多いです。
保育園では、自分以外の保育士さんや栄養士さんなど複数の職員さんと連携しながら働くのに対し、基本的にベビーシッターはひとりで勤務します。職場での人間関係の悩みは少ないものの、ひとりで保育現場を切り盛りできる『対応力』が求められます。
依頼するベビーシッターを指名できる会社では、シッターさんごとにプロフィールと口コミが掲載されています。指名が入ると報酬がアップしたり、人気になると依頼が入りやすくなったりと、シッターさん同士の競争力を高めてサービスの質の向上を図っている会社もあります。このような会社で働く場合は、ベビーシッター会社に在籍する一保育士というよりは、ベビーシッターとして個人で働いているという意識が強くなると思われます。
ベビーシッターはお子さんの保育だけでなく、保護者の方に対する幅広い支援が仕事内容に含まれます。また、保育園のように職員一体となって保育に取り組むのではなく、個人で働くという性質が強くなるといえるでしょう。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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