2019.10.30
転職コラム
保育士との違いは?保育補助の仕事
保育士の募集要項に記載のある『保育補助』というお仕事。保育士の働き方の1つですが、通常の保育士のお仕事と何が違うのでしょうか。今回は保育補助として働いたご経験がない方に、その仕事内容についてご説明します。
保育補助の仕事内容
保育士さんは、子どもたちの保育以外にも日々たくさんの業務を抱えていますよね。そんな保育士さんのお手伝いをするのが保育補助。担任を持つ以外のすべての仕事を担当します。担任を持つには常勤が必須とする園が多いのに対し、保育補助は非常勤の保育士さんもたくさん働いていらっしゃいます。担任保育士さんからの指示を受けたり、サポートしたりする補助業務がメインとなりますが、仕事内容は大きく2つになります。
子どもたちの保育
保育補助の主な仕事内容は、「子どもたちの保育」です。園児との遊びはもちろん、食事の補助、後片付け、体温計測、午睡の付き添いなども大切な業務。月齢が低いほど保育士さんの手もかかりますので、業務ごとの注意点や対処法をある程度理解していて、なおかつ子育て経験がある方は、とても重宝されます。
園での雑務
いろいろな業務がありますが、例えば以下のようなものがあります。
・保育園内の掃除
・創作活動で必要な材料の準備
・園内の掲示物作成
・子どもたちが育てている植物の管理
・消耗品の在庫管理、補充
保育補助の保育士さんはこれらの業務を常勤保育士さんと一緒に行ったり、仕事内容によっては一人で任されたりします。
・保育園内の掃除
・創作活動で必要な材料の準備
・園内の掲示物作成
・子どもたちが育てている植物の管理
・消耗品の在庫管理、補充
保育補助の保育士さんはこれらの業務を常勤保育士さんと一緒に行ったり、仕事内容によっては一人で任されたりします。
保育士と保育補助との違い
業務内容は担任としてクラスを持つ・持たないの違いがありましたが、求人の募集要項や実際に働いている保育士さんの雇用形態も違う場合が多いです。
雇用形態の違い
担任を持つ保育士さんは基本的に常勤ですから、正社員雇用がほとんどです。もちろん非正規社員でも、常勤で働くことはできます。一方で保育補助は、非常勤がメイン。パート・派遣で働く方が中心です。なお、保育補助として働く場合でも保育士資格は必要です。
保育補助として働くメリット
保育補助であれば、非常勤や扶養内など希望の働き方を叶えやすいです。
働き方の融通がききやすい
園の募集状況によって異なりますが、保育補助の場合は、週〇日の勤務、早番のみ、など、園の事情によって保育士さんが充足していない条件での募集も少なくありません。ご自身の状況に合わせて短時間勤務や曜日を選んだ勤務ができるので、介護や育児などでフルタイム勤務が難しい方、もしくは扶養内で働きたい方も両立させながら働くことができます。
一つひとつの業務に集中できる
先ほどご説明したとおり、保育補助は基本的に担任としてクラスを持つことはありません。クラスを持たないということは、保護者向けのおたより作成や誕生日会の企画などといったクラス運営についての業務がなくなります。考え方によっては、目の前の子どもたちの保育に集中することができるともいえます。また、保育園では夏祭りや運動会、ハロウィンやクリスマスパーティなど、一年を通してたくさんの行事がありますよね。これらの企画を考えるのも保育士さんの仕事ですが、保育補助の保育士さんは企画段階から関わることはありません。企画立案などが苦手な方にも向いているかもしれませんね。
待機児童が大きな課題となっているなか、保育の現場では常勤保育士さんだけでなく保育補助の需要も高まっています。「保育士として働きたいけどフルタイムは厳しい…。」「保育は得意だけどイベントの企画などが苦手」など、条件や過去の経験で諦めてしまっていた方も、これから資格を活かして求人を探す方も、これを機に『保育補助』という働き方も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
待機児童が大きな課題となっているなか、保育の現場では常勤保育士さんだけでなく保育補助の需要も高まっています。「保育士として働きたいけどフルタイムは厳しい…。」「保育は得意だけどイベントの企画などが苦手」など、条件や過去の経験で諦めてしまっていた方も、これから資格を活かして求人を探す方も、これを機に『保育補助』という働き方も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。