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2021.05.26

転職コラム

『派遣保育士』の不安や疑問。ここで解消しませんか?

『派遣で保育士』の疑問や不安、解消しちゃいましょう!

みなさんは『派遣』という働き方に、どんなイメージを持っていますか。非正規で不安定、正社員に比べて福利厚生が充実してない、短期や週2〜3日の仕事が多い…。『ほいとも』に転職相談に来る方からも、そんな声をよく耳にします。では実際のところはどうなのか。保育士専門の転職エージェントとして派遣でのお仕事紹介も行っている私たちが、みなさんの疑問や不安にお答えします。

これ、いちばん多い質問です。まず最初に「派遣だからない」ということは一切ありません。社会保険や有給休暇は、正社員・派遣・パートなどの雇用形態に関係なく、働く時間や日数による基準が法律で定められているのです。例えば、社会保険の加入条件は「同じ職場で働く正社員の勤務時間の4分の3以上の者」。正社員が8時間×5日の週40時間だとすると、その4分の3の「30時間」以上で自動的に加入対象になります。なので「派遣だから入れない」とか「厚生年金が国民年金になる」といった心配はご無用。週30時間以上なら派遣初日から、ちゃんと社会保険に入れます。もちろん有給休暇も雇用形態に関係なく、6ヵ月勤続後から全員に付与されます。しかも週30時間以上、または短時間でも週5日以上なら、フル勤務の正社員と同じ「年10日」。ちょっと日数は減りますが、週4日(年169〜216日)勤務でも「年7日」、週2日(年73〜120日)でも「年3日」の有給休暇があります。さらに派遣の場合は「勤務先に直接申請するより、派遣会社にいえばいいから気がラク」なんて意見もあります。ちなみに「子どもの預け先の保育園に提出する『就労証明書』はどうなるの?」という話もよく出ますが、証明書の事業所記入欄もちゃんと派遣会社のほうで書いてくれますよ。
派遣契約は最短3ヵ月ですが、基本的には1年毎の契約更新が多いですね。その間、派遣会社の都合で派遣先をコロコロ変えられたり、園側の都合で一方的に契約を切られたりすることはありませんので安心してください。ただ、派遣で同じ保育園で働き続けられるのは最長3年です。でもこれも派遣会社に相談すれば、対策がないわけではありません。例えば4年目以降も同じ園で働きたいという場合、園側に直接雇用への切り替えを働きかけてくれたりします。園としても3年間一緒に働き、仕事ぶりを見てきた保育士さんに対して、「引き続き働いてほしい」と直接雇用に応じるケースが、実は少なくないんです。また派遣には「週3〜4日や、短期の仕事が多い」というイメージもあるようです。確かに「月・水・木の週3日だけ」「産休の欠員補充で半年だけ」といった仕事もありますが、派遣会社が無理にこのような案件を勧めることはありません。フルタイム希望の人には週5日の仕事を、週3日や短時間を希望する人には条件に合う仕事を、ちゃんと紹介してくれます。だから「家事・育児と両立したいから短時間で」「5年ぶりの復職だから、まずは無理なく週3日から」という理由で派遣を選ぶ人も多いんです。「不安定」ではなく「融通の利く」働き方ですね。
もちろんあります。まず、時給が高い。最低でも1200円以上ですから、パート・アルバイトよりもお給料がいいはずです。さらに派遣会社と保育園の間で勤務時間や業務内容について事前に取り決めがなされているので、残業や休日出勤、持ち帰り仕事も一切なし。無理に苦手なピアノを弾かされることもありません。また「何かあったときに派遣会社に相談できる」という点をメリットにあげる人も多いです。事前に聞いていたのと条件が違うとか、就業環境を改善してほしいとか、園に直接いいにくいことでも派遣会社が間に入ってうまく調整してくれます。そんなわけで、派遣で働く保育士さんは年々増えています。でも「まだ不安」「派遣についてもう少し詳しく知りたい」という人、「実際にどんな仕事があるか見てみたい」という人は、ぜひ『ほいとも』に相談してください。専任のキャリアアドバイザーが、とことんお答えします。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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