2021.08.18
転職コラム
保育士に戻るなら神戸!年間最大166万円の公的補助も!
保育士を安定的に確保するため、最近は各自治体が様々な支援制度を打ち出しています。中でも神戸市では市内の私立保育園に就職・転職した保育士に、年間最大166万円という手厚いサポートが用意されています。それぞれ「保育士として就業7年以内」「月20日以上の勤務」などの条件はありますが、普通に正社員として働けばほぼクリアできる内容。これ、きちんと知って利用しないと損しますよ。
初年度40万円、7年で170万円の一時金
対象は神戸市内の保育園に初めて正規採用された人、市内の保育所を退職して6ヵ月以上経過後に別の市内保育所に正規採用された人。お給料とは別に1年目は最大40万円、2年目は最大30万円、3〜7年目に最大20万円、計170万円の『一時金』がもらえます。実際に令和元年には2129人に4億9530万円が支給されていて、手にした人からは「一時金のおかげで少し余裕ができた」「家族にプレゼントを奮発した」なんて声も届いているようです。ただしこれ、本人に最低10万円を支給し、残りを他の保育士に配分することも認められていますので、各園の規定を必ずチェックしましょう。
月10万円、年間120万円の家賃補助
こちらは神戸市への住民登録が条件になりますが、保育園の借り上げ宿舎の家賃を補助してくれる制度です。市外からの転入者なら月額最大10万円、それ以外の人(前から神戸市内に住んでいる人)でも月額8万2000円という太っ腹。各園がどんなマンションを借り上げているかにもよりますが、とにかく最大10万円の部屋までなら、実質タダで住めるというわけです。令和元年の実績では410人に2億8629万円が支給されていますので、平均すると1人当たり月5万8189円(年69万8268円)。中央区や阪急沿線はちょっとお家賃高めかもしれませんが、一人暮らしで約6万円なら、そこそこの部屋に住めると思いますよ。
奨学金返還や資格取得の費用にも補助アリ
大学や短大の学費を奨学金でまかなっていた人、少なくありませんよね。それを就職後に返済するのが「けっこう負担になっている」という声もよく耳にします。そんな人には月額5000円までの補助が出ます。たった5000円と思うかもしれませんが年間なら6万円。「保育士としての正規採用日から7年未満」が対象ですから、新卒として神戸市内の私立保育園に就職すれば、6年間で36万円という額になります。さらにこれとは別に、自力で保育士資格を取得した人にも、受験講座の入学金や受講料の半額(上限15万円)を補助してくれる制度もあるんです。一時金が初年度最大40万円、家賃補助が年間最大120万円、そして奨学金の返還補助が年間6万円。合計すると1年で最大166万円になります。さらに「採用後7年以内」という期間中、フルに補助を受けると最大1046万円にもなるんです。
パートやママさん保育士にも手厚い補助
朝・夕、または休日を含む勤務という条件はありますが、パート・アルバイトの保育士さんにも10万円の一時金が出ます。また育児と両立しながら働くママさん保育士には、子どもの保育料を月額5万4000円まで(最長1年)補助してくれる制度もあります。正規採用者の一時金、家賃補助などを含め、それぞれ細かな条件がありますので、まずは神戸市のHP(https://kobe-kn.jp/iine/)を要確認です。
そして「私は対象になるの?」「自分はいくらの補助を受けられるの?」という人は、ぜひ一度『ほいとも』に相談してください。補助制度に詳しいキャリアアドバイザーが、神戸市内のたくさんの求人案件を用意して待っていますから。もちろん神戸市以外の補助制度についての相談も大歓迎ですよ。
そして「私は対象になるの?」「自分はいくらの補助を受けられるの?」という人は、ぜひ一度『ほいとも』に相談してください。補助制度に詳しいキャリアアドバイザーが、神戸市内のたくさんの求人案件を用意して待っていますから。もちろん神戸市以外の補助制度についての相談も大歓迎ですよ。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。