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2021.10.27

転職コラム

「あ〜、保育士辞めたい」そんなときほど冷静な判断を!

「あ〜、保育士辞めたい」そう思ったときこそ冷静に!

保育士に限らず、どんな仕事でも「辞めたい」と思うことありますよね。辛いこと・大変なことがあった、やりたい仕事ができない、保育士同士うまくいかない…。でも一時の衝動で辞めてしまって後悔することも多いのです。「辞めたい」と思ったときこそ冷静に。まずは「保育士を辞めたい」のか「いまの保育園を辞めたい」のか、自分の気持ちを分析しましょう。そしてどうすれば問題を解決できるか、「やっぱり辞めたくない」と思えるかを考えてみましょう。

まず「辞めたい」の原因を考えてみましょう。「残業や家への持ち帰り仕事が多い」「リーダー職の責任が重くて辛い」「中腰になる場面が多く腰が痛い」「苦手な先輩がいる」「園長先生の方針と合わない」「出会いがない」「給与が安いし待遇も悪いし」「子どもたちとうまくいかないから、もう保育士失格」…。当然、理由が複数の場合もありますね。では次に、それらの問題を解決するには「保育士を辞めるしかない」のか、「いまの園を辞めればいいのか」を整理しましょう。「園長や他の職員と合わない」などは別の園に転職すれば解決しそうですよね。「腰が痛い」「子どもとうまくいかない」などは一見、保育士特有の問題に思えますが、例えば4〜5歳から0〜1歳への担任替えで解決することもあるようです。また残業量や給与は別の仕事に転身しても解決する保証はありません。もちろん「他に絶対やりたい仕事がある」といった人は別ですが、「保育士を辞めたい」という気持ちが、本当に「保育士という仕事自体を辞めてしまいたい」というケースは、意外に少ないのかもしれません。
保育士の転職・離職について多くの調査が行われていますが、概ね90%以上が「一度は辞めたい」と思ったことがあり、その理由として「人間関係」が60%以上を占めるといった結果が出ているようです。「園長と合わない」「クラスの先生とよく揉める」「派閥みたいなのに馴染めない」…。人間関係の不満にもいろいろありますが、実はそれぞれ「子どもは好きだけど」「保育士の仕事は好きだけど」という前提がつくことが多いのです。子どもも仕事も好きなのに、人間関係で保育士を辞めるのは本当にもったいない話です。でも逆に考えると人間関係さえ良好なら、好きな仕事を続けていけるわけですから解決策は一つ。そう、他の園への転職です。「ベテランが多くて毎日グチグチいわれている」なら、若い保育士が多い園へ。「いじられキャラが定着して、パートさんにまでいじられる」なら、新規開設の園でイチから人間関係をつくりなおす。環境を変えて心機一転がんばってみることをオススメします。「でも私が抜けると大変だから」「年度途中で迷惑をかけるから」なんて遠慮は要りません。もちろん「来週末で辞めます」というのは社会人としてNGですが、1ヶ月以上前に辞職の意志を伝えれば、法律的にも問題なし。その間に転職活動をするのもアリです。
「残業が多い」「給与が安い」など人間関係以外の理由でも、その前に「子どもは好きだけど」「仕事は好きだけど」が付くかどうかをいま一度、考えてみてください。そして実習の頃、新卒保育士だった頃のことを思い出してみてください。「どんな園で、どんな先生がいるのか」「自分にちゃんと保育士が務まるのか」という不安の中でも、きっと子どもたちとのふれ合いを楽しみにしていたはずです。「保育という仕事は向いてないし残業も多い」「仕事もイヤだし給与も安い」という人は別の道を考えたほうがいいかもしれませんが、そうでない場合は環境を変えることで、きっと初心に戻れるはず。いまより残業が少ない園、給与がちょっと高い園、風通しがいい園を探せばいいんです。もちろん職場探しは、保育士専門の転職エージェント『ほいとも』が全面的にバックアップします。「いまこんなことで悩んでいる」という相談も、「いまの保育園のここがイヤ」というグチも大歓迎。みなさんの目線で一緒に転職を考えます。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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