2021.12.08
お役立ち情報
他の保育士さんといい関係を築くには、まず自分から行動すること!
「待遇にも勤務環境にも不満はないけど、人間関係がしんどくて転職を考えている」「新しい職場で、また一から人間関係をつくっていけるか不安」…。転職希望の保育士さんから、よくそんな話を聞きます。人と人とのコミュニケーションですから確かに合わないことも、うまくいかないこともありますが、せっかく保育士資格を取って働き始めたのに、それで転職や退職を考えるのはもったいない! どうすればいい関係を築けるか。今回のお話が少しでも参考になれば嬉しいです。
基本は「まず元気にあいさつ」
朝いちばんの気持ちのいい「あいさつ」は、するほうも受けるほうも気分が上がります。まずは自分から元気にあいさつすることを心がけてみましょう。正規の先生方にはもちろん、職員さんやパート保育士さん、そして子どもたちや保護者の方にも、笑顔で「おはようございます!」と声を出せば、きっとあなたの印象がよくなりますよ。先生たちに「この人はつきあいやすそう」と思われたり、保護者から「この先生なら安心して子どもを預けられる」と思われたり。そうなれば話しかけられることも増えて、いい関係につながるはずです。例えば「○○先生、おはようございます」「○○君のお母さん、おはようございます」と、名前をいってあいさつしたり、担任外の子どもや保護者にも声かけしたりすると、さらに効果的かもしれません。大きな声を出すのが苦手という人もいると思いますが、毎日やっているとすぐに慣れます。まずはちょっと無理をしてでも自分から「元気にあいさつ」です。
自発的に、積極的に質問を!
園には園の方針、やり方があります。保育士経験があっても、新しい園に慣れるまではわからないことも多いですよね。そんなときは勇気を持って自分から質問していきましょう。質問をするというのは、基本的に前向きな姿勢の象徴です。きっと主任やベテラン先生には「この先生は素直で一生懸命」だと映りますし、他の先生にも「早く新しい職場に慣れようとしてくれている」という印象を持たれるはずです。そしてしばらくすると、何かあれば質問しなくても教えてくれるようになると思いますよ。もちろん忙しい先生方への質問のタイミングは空気を読んで。相手が教えてくれているときはしっかりメモを取り、最後に「ありがとうございました」「また何かあれば教えてください」といった言葉も忘れずに。しっかり感謝の姿勢を示すのも、いい関係づくりに大切な要素です。
人間関係のいい園を選ぶには?
人それぞれ人間性が違いますし、誰にでも合う・合わないがありますから、「ここは人間関係がいい」とはなかなか言い切れません。ただ、常時4000件の保育士の求人を取り扱い、数多くのの園を直接訪問している私たちには「こういう園は、間違いなく保育士さん同士の関係がいい」という共通認識があります。まず「先生の笑顔が多い園」。次に「先生同士の会話が多い園」。そして私たちのような「来訪者にもきちんとあいさつをしてくれる園」。面接と同時に職場見学をお願いして、ぜひ自分の目でも確かめてみてください。新しい職場では緊張したり、人見知りをしたりするのは当然です。特に「前の職場で人間関係に悩んだ」という人はなおさらですね。でも実は受け入れる側も「どんな先生が来るのか」「うまくやっていけるか」と不安だったりするんです。大切なのは勇気を持って自分から行動すること。そうすれば早く馴染めますし、協力していいチームワーク、いい雰囲気のクラスをつくっていけるはずです。ちなみに『ほいとも』は転職のお手伝いだけでなく、転職後のフォローも行っていますので、働き始めてから何かあれば担当のキャリアアドバイザーに相談するのもアリです。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。