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2023.04.12

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新しい職場に早く溶け込むための心得、教えます!

新しい職場に早く溶け込むための心得

他の保育園からの転職、この春からフリー保育士として復帰、公立の保育園なら異動で…。いろんな事情で4月から新たなスタートを切ったみなさん、新しい職場や子どもたちにはもう慣れましたか。「まだ緊張してる」「なかなか馴染めない」といった状況が長く続くとストレスも溜まります。早く新しい環境に溶け込むにはどうすればいいか。そのコツやポイントを紹介します。

新卒なら「先輩、いろいろ教えてください!」という姿勢ですぐに溶け込めたりしますが、転職の場合はなかなかそうはいきません。「経験者という目で見られてるから、一人で頑張らなきゃ」「つまらない質問をすると、そんなことも知らないの?って思われそう」…経験年数やプライドが邪魔をして空回りしたり、消極的になったりということもありますよね。
でも新しい職場では「自分は新人」という心持ちでいるほうが気がラクです。自分より経験の浅い保育士も、ここではみんな先輩。新人だから分からないことがあるのも、それを先輩に聞くのも当たり前。そう思えば「これはどこへ片付けるんですか?」「この担当は、どの先生ですか?」「これは職員さんにお願いしてもいいですか?」と、気軽に聞けるはずです。
保育園はチームで働くことが多い職場です。すでにしっかりと人間関係ができ上がっていて、そこに入っていくには結構、勇気が要りますね。だからといって尻込みしていては前へ進めません。自分から積極的にコミュニケーションを取ることが大事です。
でも「どうやって話しかければいいか分からない」「緊張する」という場合は、まず元気な挨拶から始めてみましょう。実は転職者を受け入れる側にも、「どう接していいか分からない」「緊張する」という気持ちがあります。毎朝、明るく「おはようございます!」と声をかければ、自分の緊張も相手の緊張も解けていきますよ。「●●さん、今日もよろしくお願いします」というように、名前を呼ぶのも距離を縮めるのに効果的です。
さらに受け入れ側は「新しく入ってきた人が、何が分かっていて何が分かっていないか、それが分からない」と困っていて、「聞いてくれたほうがラク」と思っているケースも多いようです。だから質問も積極的に。「この人は、ここが分からなかったんだ」と理解してもらえると、そこから先は意外と早く溶け込めるはずです。
10の保育園があれば、10の方針やルールがあります。そこへいきなり「前の職場ではこうだったのに」を持ち出すと、ややこしいことになります。新しい職場ではみなさんが新人。「ん?」と思うことがあっても、まずその園の決まりごと・やり方に敬意を払い、柔軟な気持ちで受け入れて実践してみましょう。
もちろん何でもかんでも、ただ従えばいいというわけではありません。疑問や違和感があれば、なぜそういうルールになっているかを聞けばいいんです。きっと詳しく説明してくれるはずですし、そこから園の方針や考え方への理解が深まることもあります。そしてしっかり理解した上での「こうしたほうがいいと思う」は、提案として受け止めてもらえるはずです。
新しい環境では、知らず知らずのうちに疲労やストレスが溜まりがちです。それを「入ったばかりだから」と我慢してがんばり過ぎると、体調を崩すことになります。十分な休養を取り、休みにリフレッシュを心がけるなど「自分を大事にすること」も忘れずに。
また「持ち帰り仕事が多い」「クラス担任業務や指導計画の作成が負担」などの物理的理由、「主任の指導がパワハラに近い」といった精神的理由で、我慢できないこともあるかもしれません。そんなときは、できるだけ早めに園に相談。それでも改善が見られなければ、環境を変えるのも「自分を大事にする」ための選択肢の一つです。もちろん転職後スグの再転職にはリスクも伴いますが、身体的・精神的な苦痛の中で働き続けると、体調に異変を起こしかねません。そうなる前にぜひ、私たち『ほいとも』に相談してください。みなさんの気持ちに寄り添い、事情を理解した上で、問題を解決できる次の職場を紹介することもできます。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

新しい環境に悩んだときはぜひ!

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