2017.10.12
転職コラム
スムーズな転職のために!保育士さんの退職スケジュール
保育士さんが退職したいっていう気持ち、いつ園に伝えればいいのでしょうか。できれば揉めずに辞めたいし、他の先生方、園児さんたち、保護者の方にも迷惑かけたくないし…。保育士さんにとって初めての転職の場合、いろいろ悩んでしまうのは仕方ないこと。いま勤務している保育所をスムーズに退職するために、どんなスケジュールで動けばいいのか。気をつけたいポイントをお教えします。もちろん、保育園の就業規則などをしっかりチェックすることも忘れないようにしましょう!
保育園の就業規則をしっかりチェック
勤務先に退職の意志を伝えるタイミング、法律では「14日前までに」となっていますが、実際には最低でも1ヵ月前までに伝えるのが常識だといわれています。でも、これは一般企業の場合。4月入園・3月卒園という年間スケジュールで動く保育園では、もっと早い段階で退職を伝えることがベターです。特に担任を持っていたりすると、年度の途中で退職するのはかなり大変。たいていの園では新年度から半年が過ぎる9-10月に翌年の在職意志の確認が行われます。ですが、いったんは保育所の就業規則をしっかりチェックして、できるだけ早く準備を始めることが大切です。
保育士さんは働きながら転職活動しています
いちばん転職しやすいのは、やっぱり年度がかわる時期。では3月で既存の保育園を退職して、4月から新しい園で働くためには、いつごろ転職活動をスタートすればいいのでしょう。実は早い人は前年の6月頃から、早い人ではGW明けぐらいから転職活動で動き始めています。中にはこのタイミングで面接を終えて、すでに内定をもらっている人もいるほど。早く動き出せば焦らずじっくり転職先を探すこともできますし、あまり応募者がいない、つまり競争相手が少ないというメリットもあります。
保育園への退職の意志表示は、まず身近な上司に
次の転職先である保育園が決まったら、誰にどうやって退職の意志を伝えればいいのでしょうか。まずは「すぐ上の上司」に相談することをオススメします。あなたがまだ若手の保育士さんなら、主任さんあたりでしょうか。もちろんメールやLINEで…なんてダメ。きちんと口頭で気持ちを伝え、味方になってもらえるようにしましょう。そのためには「考え直して」とお願いされた場合、いったん「わかりました」と引くのも一つの手。「考えてみましたが、やっぱり…」と再度相談すれば、悪い印象は与えません。
退職日を相談し、スムーズな引き継ぎを
保育園の就業規則に退職に関する項目があれば、それに従って退職日を決めるのが基本です。定められていない場合は、子どもたちや保護者の方に迷惑をかけないタイミングを園側としっかり相談して決めましょう。もちろん同僚にもできるだけ負担をかけないために引き継ぎも細かなところまで行いましょう。保育の仕事が滞らないように自分で引き継ぎ資料を作っておくと周囲からも喜んでもらえると思います。。最後に保険証や制服などの返却物も忘れずに。「立つ鳥跡を濁さず」ということわざもありますし。