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2024.07.03

転職コラム

ママさん保育士必見!子どもの保育園探しが先か、自分の復職が先か!?

ママさん保育士必見!子どもの保育園探しが先か、自分の復職が先か!?

結婚・出産を機に退職したけど、子育てが落ち着いてきたのでそろそろ仕事に復帰したい。『ほいとも』には、そんな相談が多く寄せられます。ただ「まだ子どもの保育園入所が決まってないから…」「仕事探しは子どもの保育園が決まってからですよね」という声も少なくありません。実は「いま働いていないと入所申請でかなり不利」というのは大きな誤解。自分の復職先が決まってから子どもの預け先を探すという順番でも、ぜんぜん大丈夫ですよ。

子どもの入所申請の際の基準になるのが「基本点数」です。例えば大阪市の場合、週40時間以上働いていると100点、週24時間以上だと80点という具合です。父母それぞれの点数が合算されますので、夫婦ともにフルタイム勤務なら計200点、ご主人が正社員でママさんが週24時間のパートだと計180点ということになりますね。
でもこの基本点数、まだ働いてなくてももらえます。同じく大阪市では、週40時間以上の仕事に内定すれば90点。ご主人が正社員なら計190点。二人ともフルタイム勤務の夫婦の200点と比べても、そんなに遜色はありませんね。逆に「子どもの預け先を決めてから自分の復職先を探す」となると、現状ママさんは無職で0点。ご主人の100点だけになってしまいます。もちろん子どもの面倒を見ながら就職活動をするのは大変ですが、自分の復職を優先したほうが有利かもしれません。
また内定をもらう前でも、いま求職中ですよという書類「求職活動申立書」「求職活動報告書」などを提出すれば、大阪市では30点の加点がつきます。ただ点数のつけ方は自治体によって異なりますので、まずは自分の住んでいる市のサイトなどで「基本点数表」を確認しておきましょう。
「子どもの預け先が決まってから応募しないと保育園に迷惑ですよね…」なんていう人もいますが、さすがにそこは保育施設、理解のある園が多いんです。大切なのは応募時にきちんと「子どもの預け先がまだ決まっていない」「復職が決まってから入所申請するつもり」と伝えること。その上で「大丈夫ですよ、ぜひ面接にきてください」という園であれば、もう安心ですよね。中には面接時に入所申請手続きに必要な知識を教えてくれる園長先生もいたりします。
同時に市役所や区役所の窓口に出向いて求職中であることを伝え、保育園の空き状態などを確認しておくことも大事です。待機児童は自治体にとっても気になる課題ですから、担当者に相談すれば「3歳のお子さんならいま、この保育園に空きがあります」「この年齢のお子さんで、いま12名の申請がきていますね」など、親切に教えてくれるはずです。
さらに空き状況を把握できれば、それを踏まえて面接で「内定をいただけたら、この園とこの園に入所申請する予定で、○月から働かせていただきたいと思っています」とアピールすることもできますね。
例えば5月〜翌年2月の年度途中の入所なら、申し込み期限を1〜2ヵ月前に設定している自治体が多いようです。また4月の新年度入所の場合、前年の10〜12月を一時入所申請の期限にしている自治体がほとんどです。復職のための就職活動は、この期限もしっかり頭に入れて進める必要があります。
例えば翌年の4月入所を希望なら、そこから逆算してみましょう。前年の夏頃から活動を始めて、秋頃までに内定をもらう。一時期限の10〜12月には収入証明などの必要書類に内定証明書を添えて提出できるようにする。そうすれば申請時の父母合算の基本点数も190点になりますからね。
私たち『ほいとも』は保育士専門の転職エージェントとして、常時5000件以上の求人情報を取り扱っています。復職を積極的に応援するという園もたくさん知っていますし、実際に多くのママさん保育士の復職も応援してきました。これから復職を考えている、就職活動をどう進めればいいか悩んでいるという人はぜひ一度、相談してください。お子さんの入所申請も含めて、できる限りの支援とアドバイスを約束します。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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