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2024.09.04

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都心部の保育園は魅力がいっぱい → でも働く上でココは要注意!

都心部の保育園は魅力がいっぱい → でも働く上でココは要注意!

保育士として働くなら都心部の保育園か、それとも地方や郊外の保育園か。よく話題になるテーマですね。もちろん都心部にはたくさんの魅力やメリットがありますが、反面「こういうことに注意が必要」「ここは覚悟の上で」といったことも少なくありません。今回はその両面を詳しく紹介します。ぜひ「都心部の保育園が自分に合うかどうか」の判断材料にしてください。

都心部の保育園の最大の魅力は何といってもアクセスの良さ。駅の近くに設置されているケースも多いですね。都心なら通勤だけでなく、仕事帰りに美容院、エステ、クリニック、買い物などに立ち寄るのにも便利。映画館や飲食店がたくさんあるのも都会ならではですし、昼休みにちょっと銀行の用事を済ませたりもできますね。就活中の学生さんの人気が都心部に集まるのもうなずけます。
ただ、住んでいる場所によっては朝夕の通勤ラッシュに巻き込まれる可能性があります。特にこれまで自転車で近所の保育園に通っていた人が都心部に転職するとギャップも大きいようですね。実際に「こんなに電車が混んでるとは思わなかった」「乗車時間は20〜30分程度だけど、けっこうキツイ」という声も。さらにアンケートでは「都会に出るから、毎日それなりにキレイにしていかないといけない」なんて回答もあります。
パパ・ママともに仕事をしている家庭が大半で、つねに保育ニーズが高い都心部は、そもそも保育園の数も多め。転勤などに伴う園児の年度途中入園も多く、年間を通して保育士の募集があります。募集が多いということは、それだけ選択肢も、就職・転職のチャンスも豊富です。
でも転職しやすいということは、保育士の入れ替わりも激しいということ。そのため「連携がうまくいかない」と感じる人もいるようです。またベテラン保育士さんからは「しょっちゅう新人さんが入ってくるので、指導や教育にばかり時間を取られてしまう」という声があるようですし、逆に経験の浅い保育士さんからは「忙しそうで、なかなか指導してもらえない」といった声も上がっています。
都心部では認可保育園でも定員100人以下が多く、各年齢1クラス15名程度。ビルの一角には定員20〜30人の無認可保育園も少なくありません。施設自体もコンパクトで「一人ひとりに目が届きやすい」「クラス間の行き来がしやすい」「何かあれば補助の先生が気づいて、すぐフォローに入ってくれる」と好評です。また都心部ではICTの導入率が高く、「最先端の保育を経験できる」「事務仕事の負担が減った」など、こちらも好意的な意見が多いですね。
一方、敷地が狭く4〜5階まである施設が多いのも都心部の特徴です。クラス担任なら施設内の移動も気にならないかもしれませんが、フリーや補助パートで入る場合は階段の上り下りが頻発することもあります。リフトがない園では給食を階段で運ぶのも大変ですね。
また都心部では園庭がない園、園庭が狭い園が大半。屋上を活用したり、近くの公園にお散歩に行ったり、各園が様々な工夫をしていますが、やっぱり「毎日、元気に外遊び」というわけにはいきません。「園庭がある保育園で働きたい」「子どもたちと一緒に走り回るのが好き」という人には向かないかもしれませんね。
都心部と地方都市、どっちがいいかという話ではありません。まずは「自分にはどんな園が合うか」「どんな園で働きたいか」を考えてみましょう。都心部で働きたいという人は、希望園の施設や設備、人員配置などについて事前に確認すること、メリットとデメリットを量りにかけて「ゆずれない条件」を整理してみることも大事ですね。
私たち『ほいとも』は常時5000件以上の保育園・幼稚園求人を取り扱っています。「都心部にどんな求人があるのか知りたい」「職場環境をもっと詳しく知りたい」という人には詳細な情報を提供できますし、「私にはどっちが向いているの?」といった相談も大歓迎ですよ。

 
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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