2024.12.11
転職コラム
子育てに理解のある園、ママさん保育士に優しい園、どうやって見分ければいいの?
産休・育休明けで、これまで働いていた保育園に戻る場合は、職場の雰囲気も分かっています。でも出産を機に退職し、別の園で復職を目指す場合、その園がどれくらい子育てに理解があるのか分かりませんね。例えば子どもを保育園に入れるタイミング、3歳になるタイミングなどで復職を考えている。そんなみなさんのために「ママさん保育士に優しい園」を見分けるポイントをまとめます。
まずは「正社員かパートか」問題
復職の際、すぐに正社員として働くか、まずパートで試運転するかで悩む人も多いようです。正社員だと早番・遅番のシフト対応もあり、子どもの保育園の送迎も自分ひとりでしないといけない人は、体力的にも時間的にも厳しいかもしれません。そんな場合は育児が一段落するまで、短時間パートや、フルタイムパートでも時間固定の勤務がいいかもしれません。逆にパートナーさんやご両親など他の誰かに送迎を頼める場合は、早番・遅番のある正社員でもやっていけると思います。
ただし社員でもパートでも、その園が子育てに理解があるか・ないかは大きな問題です。朝、子どもの咳がひどくて病院に連れていかなきゃいけない。お昼前に保育園から「◯◯ちゃん、熱が38度あるので迎えにきて」と連絡が入る。誰にでも起こることですが、そんな時にどう対応してくれるかは、園によって異なりますから。
ママさん保育士が多い園、少ない園
では一方、子育て中の職員が少ない園はどうでしょう。「きっと育児との両立に理解がない」と思う人が多いかもしれませんが、こちらも一概にそうとはいえません。現役のママさん保育士がいなくても、子育てを卒業したベテラン保育士がいる場合があります。若い頃に同じ苦労、同じ思いをしてきた「ママさんOB」が多ければ、むしろ子育てへの理解が深く、フォロー体制がしっかりしていることもあります。
保育士の年齢構成がひとつのポイント
「遠慮なく休んでください」といわれていても、何度も休めば申し訳ないと思うようになります。若い保育士さんから「私たちでカバーするんで大丈夫ですよ」といわれても、やっぱり気を遣います。最終的に自分自身が気疲れして、働きづらいという気持ちになってしまうこともあるのです。
園の職場見学や面接で直接確認を
見学や面接で「急なお休み」の話題を出してみましょう。園長から「それは仕方ないことなので、迷わず休んでもらってます」「たいへんなときは私もフォローに入ってます」といった答えが返ってきたら、理解のある園だと思います。また育児をしながら働くとなると、仕事量も大事な問題です。平均残業時間、持ち帰り仕事の有無、行事への力の入れ具合、さらにトイレ掃除を午後睡中にやるか・終業後にやるかなども、面接時にできるだけ詳しく聞くことをオススメします。
とはいえ、ひとりで多くの園の状況を確認するには限界があります。子どもの入園、自分の復職、ふたつの保育園準備をしなきゃいけない場合はさらに大変…。そんなときは『ほいとも』に相談してください。『ほいとも』では常時5000件以上の保育士求人を取り扱い、求人依頼のあった園を必ず直接訪問しています。そして保育士の年齢構成、子育てへの理解度、園長の考え方まで詳しく把握しています。きっと希望に沿う園を紹介できるはずです。妻あるいは夫として、親として、家庭を支えながら働く保育士のみなさんを全力で応援します。
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。