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2024.12.25

転職コラム

子育てと両立で働きたい保育士さん必見!無理なく復職するための三か条!

子育てと両立で働きたい保育士さん必見!無理なく復職するための三か条!

保育士は子どもたちとふれ合いながら、生涯にわたって働き続けることができる専門職です。だから保育士志望で新卒で就職した園を結婚や妊娠のタイミングで退職、子育てが一段落した時点で復職したいという人も多いですね。でも家事・育児と両立しながら、しかも新しい職場で勤務するのはたいへんなことです。今回はスムーズに復帰し、無理なく働くためのポイントを「三か条」としてまとめます。

お子さんは何歳か。保育園に預けるのか。日中、両親などが面倒を見てくれるのか。旦那さんはどこまで協力してくれるのか。家庭によって事情は様々です。まず大事なのは、いまの自分に合う働き方を考えること。例えば「いきなりフルタイムは難しいのでまずは週2〜3日」「保育園の送迎の合間の10〜15時で」「朝はおばあちゃんが子どもを送ってくれるから8:30から働ける」…。置かれた状況を考慮し、無理な設定をしないようにしましょう。
もう一つ、収入も大事な要素です。いま話題の「103万円の壁」。2025年以降いくらまで引き上げられるか分かりませんが、現状では年収103万円を超えると所得税が課せられます。またご主人の勤務先が51人以上の会社なら106万円で、50人以下の会社なら130万円で扶養を外れ、自分で健康保険と厚生年金に加入しないといけません。103万円以下に抑えたいなら月々は約8万5800円、時給1200円だと月71.5時間が上限。1日6時間×週3日×4週だと72時間になります。「得たい収入」に合わせて働ける時間も計算しておきましょう。

パート保育士の求人で「週3日〜、1日4時間〜OK」「お子さんの急な発熱時も柔軟対応」といった表記をよく目にします。でも細かいルールは園によって様々です。曜日や時間帯はこちらの希望が通るのか。子どもの行事などの際、平日でも休めるのか。休みの希望はいつまでに申請すればいいのか。子どもが体調不良のときは何時までに連絡すればいいのか。連絡先は園の電話か、園長や主任の携帯か…。応募前の問い合わせや面接で、できるだけ詳しく確認しましょう。しつこく聞くと印象が悪いなんて考える必要はありません。どの園にもママさん保育士はいるはずですし、具体的な質問は「働く意欲」と受け止めてくれるはずです。
また、中にはパートにも担任業務や保護者対応を求める園もありますので、業務範囲や仕事量も重要な確認事項。何歳児のクラスに配属されるのか。書類仕事はどのくらいあるのか。行事の準備にはどこまで関わるのか。このあたりも詳しく聞いておきたいですね。
勤務シフトや担当業務は園側に聞くだけでなく、最初に考えた「自分に最適な働き方」に合わせて、こちらの都合や希望もしっかり伝えておきましょう。「火・木・金で働きたい」「朝10時より前、夕方16時以降は無理」「扶養枠内で収めたい」「まずは補助で復職したい」…。もちろん園側にも働いてほしい曜日・時間、任せたい業務がありますので、そこは相談が必要です。予めどこまで妥協できるかを考えておくと、話し合いもスムーズです。
お子さんが幼稚園・小学校に通っている場合、春・夏・冬休みを避けては通れません。長期休み中の勤務をどうしたいかも事前に伝えておくべきですね。家庭よって丸々休まなければならない事情があるかもしれませんが、できれば「通常時は週3日、夏休み中などは週1〜2日」程度がいいかもしれません。「こちらも譲歩している」という形をとったほうが、採用の可能性が高まります。
子育てと両立しながらの復職を目指すなら、小規模園より大規模園のほうがオススメです。保育士・職員の人数も多く、いろんな面で融通が利きやすいからです。また実際に子育て中の保育士が在籍しているかも大切なポイント。同じ年齢層、同じ事情を抱えている先生が多ければ、理解も得られやすいからです。できれば職場見学などの際に「どれくらいシフトの相談ができるか」「どんな仕事を任されているか」など、直接話を聞けるといいですね。
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■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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