2025.01.08
転職コラム
派遣保育士を辞めたいと思ったとき、自分一人で判断しないことが大事です!
保育士にもいろんな働き方がありますが、中でも派遣は「何かあれば派遣会社に相談できる」という他にはないメリットがあります。もし何らかの理由で辞めたいと思ったときも、このメリットを活かさない手はありません。自分一人で判断せず、派遣会社の担当に相談すれば問題が解決することが少なくないんです。私たち『ほいとも』も、そんな派遣会社です。派遣保育士と派遣先保育園の間に私たちが入ったことで、話が円満に進んだ実例をいくつか紹介しましょう。
<case1>時間・日数を減らして勤務を継続したAさん
【相談内容】
派遣パートとして1日6時間、週4〜5日で働いてきたけど、50代になって体力的に厳しくなってきた。子どもたちが好きで派遣先の保育園も気に入っているけど、この先も同じペースで働き続けるのは厳しいし、契約満了の3月末で辞めようと思う。
【私たちの対応】
まずAさんに無理のない範囲でなら続けたいという気持ちがあるかを確認したところ、「できれば続けたい」とのお答え。派遣先の保育園にはAさんの思いを伝えたうえで、勤務シフトを減らせないか相談しました。
【その結果】
園側もAさんの経験やスキルを高く評価していて、できれば続けてもらいたいとのこと。「1日4時間、週3日ならどうでしょう」という提示を、Aさんも「それなら続けられると思うので、ぜひお願いします」と快諾。契約更新をしていまも元気に活躍されています。
<case2>重い業務負担と責任を回避できたBさん
乳児クラスの複数担任の一人、正社員の補助的な仕事という話で派遣勤務を始めて半年。年度替わりのタイミングで「幼児クラスの一人担任として保護者対応までやってほしい」といわれた。そうなると業務量が増えて家庭との両立も難しくなるので、辞めるしかないのかな…。
【私たちの対応】
その園は社会福祉法人が運営する園の一つでした。そこで法人本部に事情を説明すると「ウチでは派遣の方に担任を持たせることはないはず」と驚いた様子。現場に確認してもらうと「Bさんの能力が高いのでつい…」という話だったようです。
【その結果】
一人担任・保護者対応という話は白紙に。Bさんは引き続き「複数担任の一人」という位置付けで活躍中です。法人本部からも「現場の問題を把握し、事前に改善することができてよかった」という言葉をいただきました。
<case3>事前に不安を解消して勤務スタートしたCさん
派遣先は異年齢保育を取り入れている園で、職場見学の際は1〜5歳児が同じ部屋でのびのび過ごしている様子が好印象。でも勤務開始日が近づくに連れて、年齢別クラスの経験しかないことが不安に…。
【私たちの対応】
園長先生に現場の実態を確認したうえで、Cさんが不安を抱えていることを伝えました。すると「そういう不安はごもっとも」と理解いただき、「私から直接、電話でお話しさせていただきます」とのこと。
【その結果】
園長から直に「うちの保育は珍しいので初めての方がほとんど。最初からスムーズに動くのは難しいと現場も理解しているので、ベテラン保育士が一定期間フォローしている」という話を聞いたCさん。その受け入れ体制に安心し、不安なく勤務をスタートされました。
<case4>自信を深めて円満退職したDさん
1日7〜8時間、週5日で働いてきたけど、週2回ほど両親の介護と通院介助が必要になってフル勤務が難しくなる。いまの派遣先でシフトを減らしてもらうか、派遣を辞めてパートタイム保育士として新しい園を探すか悩んでいる。
【私たちの対応】
Dさんと派遣先の保育園、そして私たちの三者で話し合う場を設けました。園もDさんの事情を十分に理解されましたが、「申し訳ないが、現状ではフルタイムで働ける別の方を探すしかない」と。Dさんも園の事情を分かっておられ、納得の上で退職という結果に至りました。
【その結果】
最後に園側から「Dさんの仕事ぶりを高く評価しているので、ご両親の介護が落ち着いたら必ず連絡してほしい」という話を聞いたDさんは、「保育士としての自信を深めて次の職場に向かえます」とお答えに。残念ながら勤務継続にはなりませんでしたが、笑顔での円満退職でした。
派遣会社「ほいとも」は働く保育士さんの味方です
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。