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2025.01.22

転職コラム

保育園への難しい希望条件は、アドバイザーと一緒にクリアしていきましょう!

保育園への難しい希望条件は、アドバイザーと一緒にクリアしていきましょう!

私たち『ほいとも』は、保育士専門の転職エージェントとして、たくさんの保育士さんの転職をサポートしています。まずは転職先に求める希望条件をヒアリングしますが、中には「それはちょっと難しい」という内容もあります。でも私たちのキャリアアドバイザーは「無理」とはいいません。少しでも希望条件に近づけるようにアドバイスをしたり、保育園と交渉したり…。今回は事例をもとに条件クリアのポイントを紹介します。

子どもが1歳や3歳になるタイミングで復職を目指す際に、「子連れ勤務できる保育園はありませんか」という相談がよくあります。一部の企業主導型保育園で子連れOKという求人はありますが、数としては非常に少ないのが現実です。
そこで私たちはまず「どうして子連れ勤務を希望するのか」という理由を詳しく聞くようにしています。すると「自分がまだ働いていないから、子どもを保育園に入れられない」という人が多いんです。確かに入園申請では両親がともに働いている家庭が有利になりますが、母親が未就業でも入園できないわけではありません。そんな場合、私たちはこう説明します。「先に働く保育園を決めてしまえば、園から“在籍証明書”を発行してもらえる。それを持って入園申請をすれば、すでに就業している人と比べて大幅に不利になることはない」と。もちろん各自治体の申請条件や入園状況も、私たちのほうで確認します。

「常識の範囲内で」「濃いめの茶色なら」といった条件つきで染髪をOKにする保育園も増えてはきましたが、まだまだ少数派。実際には「保護者の目」を理由にNGとしている園が少なくありません。それを交渉で突破して、好きな髪色で働くことを認めてもらうのは、ほぼ不可能かもしれません。
でもハードルを下げることはできます。私たちはまず「自分らしい髪色で働きたい」「オシャレも大事にしたい」という人に、それを第一条件にしないようにアドバイスします。あくまでもこれまでの経験、前向きな姿勢などを前面に出してアピールし、髪色については追加希望というカタチで伝えます。実際にこの方法で上手くいった例もありますから。
面接時に実際の髪色を見てもらって承認を得るのが一般的ですが、どうしても「自分の髪色が大丈夫かどうか」を面接前に確認したいという場合は、先にメールで写真を送るという手もあります。明るめの髪色でNGになりそうなときは、ちょっと濃くするなど「歩み寄りも必要ですよ」といったアドバイスもしています。
子どもが幼稚園や小学校に通っている場合、問題になるのが「長期休み中の仕事と家事・育児の両立」ですね。実際に「春・夏・冬休み中は全休したい」「休ませてくれる保育園を探して欲しい」という相談も少なくありません。
でも、よほど人材不足の保育園を除き、全休させてくれるところはありません。私たちはその現実を伝えたうえで、例えば一時預かりや学童保育を利用した場合、旦那さんやおばあちゃんのサポートがあった場合、「どのくらいなら働けるか」を検討してもらっています。
実際に普段からフルタイム勤務が難しく「9:00〜13:00で週4日、長期休み中は全休」という条件のパートを希望し、「それでは採用できない」といわれていたケースがありました。そこで私たちは園に対して「何日くらい出勤すれば採用してくれるか」を確認。その人と一緒に働ける日数・時間を再検討して、あらためて「長期休み中は9:00〜11:00で週2日」という希望を出し、採用に至りました。
もちろん全休できるに越したことはありませんが、園側の意向を踏まえて、できる範囲で譲歩する姿勢を見せることも必要です。
これは保育士に限ったことではありませんが、採用は「働く人の希望」と「雇用する側の条件」のすり合わせです。一方的に希望を主張するだけではうまくいきません。希望の伝え方を工夫したり、時には園側の事情に理解を示して一歩引いたりすることも必要です。
でも私たちのキャリアアドバイザーは、まずみなさんの希望にしっかり耳を傾けます。そして難しい希望にもしっかりと寄り添います。もちろん100%かなえるという約束はできませんが、できる限り希望に近い条件で採用されるように最善の努力をします。実際に理想に近い転職を実現した先輩保育士もたくさんいます。
保育士は難しい保育士試験をクリアして、保育士資格を取得しないとできない専門職です。子どもたちの成長に寄与する意義ある仕事です。出産や育児などを経ても、家庭の事情に合わせながら長く続けてほしい。私たちはそう思っています。経験豊富なメンバーが揃っていますので、どんなことでも『ほいとも』に相談してください。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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