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2025.02.26

転職コラム

未経験から保育士に!働き始めてギャップを感じるのは、みんな同じです!

未経験から保育士に!働き始めてギャップを感じるのは、みんな同じです!

実際に働いてみて「100%イメージ通り」なんてことは、どんな業界でもまずありません。事前にどれだけ詳しく話を聞いていても、思い通りにいかないこと、イレギュラーなことは必ずあります。もちろん保育士も同じで、特に未経験から保育業界に挑戦する場合はよく起こること。でも「こんなギャップがある」ということや、その対策を知っておくと、不安も和らぐはずです。

保育科を卒業後、ずっと別の仕事をしていたけど、やっぱり保育士をやりたいという人も少なくありません。また「子育ての経験を活かしたい」「子どもが保育士さんにお世話になったから」「子育てが落ち着いたので昔からの夢をかなえたい」と、30代・40代で保育士試験に挑戦する人も増えています。もちろん春から新卒保育士として働き始める人も同じです。
とにかく初めて保育士という仕事する場合、理想と現実の間にギャップを感じることが少なくありません。私たち『ほいとも』は保育業界専門の就職・転職エージェントとして日々、たくさんの保育士さんと接していますが、そんなギャップについての話をよく耳にします。今回は現役保育士さんが「実際に感じたギャップ」を題材に、その対策を考えていきましょう。

【Aさんが感じたギャップ】
専門学校で保育士資格を取ったけど、卒業後はアパレル関連の仕事に。5年後、やっぱり保育士をやりたいと正規入職を果たしたものの、「連絡帳や週案などの書類仕事とか掃除とか、こんなに雑務が多いなんて…」とショックを受けたそうです。
【事前にできる対策】
実習では「子どもたちとふれあうこと」が中心になりますが、実際はそれ以外の業務もたくさんあります。まずは面接で業務内容をしっかり確認することが大切です。特に保育以外の業務については詳しく質問しましょう。そうすれば「自分の思う仕事」とのギャップを事前にある程度、埋められるはずです。
また園には書類の書き方などの手順書がありますし、未経験者には丁寧に教えてくれます。パソコンやICTの導入で業務の効率化や持ち帰り仕事の削減に取り組んでいる園も少なくありません。今後も書類業務のたいへんさは少しずつ緩和されていくと思います。
【Bさんが感じたギャップ】
もともと子ども好きで、夜勤の多い看護師パートから保育士パートに転職したBさん。一人ひとりの気持ちに寄り添う保育士を目指して働き始めましたが、現場では「させること」が多いのにびっくり。行動を強要するような保育はしたくないという気持ちに…
【事前にできる対策】
集団生活の中では、全員に同じ行動を強いることもあります。それがBさんの園では極端だったのかもしれません。このギャップを防ぐには、慎重に保育園を選ぶしかありません。
まず自分のやりたい保育や子育てについての考えを言語化して書き出してみる。一方で志望園の面接で園長に保育方針などを詳しく聞き、できれば見学を希望して実際の雰囲気や声かけの様子を自分の目で見る。ここに大きな差がない園を選ぶことが重要です。保育方法に「?」を感じたときは、なぜそうするかを聞いてみましょう。基本となる考え方に違和感がなければ、大きなギャップを感じることもないと思います。
【Cさんが感じたギャップ】
育児経験を活かしたいと、30代半ばで保育士資格を取得したCさん。二児を育て、親戚や近隣の子どもたちにも慕われていて自信があったのに、コミュニケーションがうまくいかないと悩んでいました。
【現場でできる対策】
自分の子育てと保育の仕事は別モノですし、子どもたちにはそれぞれ個性があります。それに多くの子と短期間で信頼関係を築くのはほぼ不可能です。悩んだときは、まずはベテランの保育士さんに相談するのがいちばん。例えば声かけひとつで子どもたちの反応がどう変わるか、乳幼児が泣いたり笑ったりしてどんな感情を表現しているのかなど、豊富な経験に基づく知恵やコツを教えてくれるはずです。
声のかけ方を変えて思いが伝わったり、乳幼児の表情から気持ちを汲み取れたりしたときは喜びが大きく、それが自信にも繋がっていくはずです。焦らず、一人で抱え込まず、まわりを頼ればいいんです。園内研修やフォロー体制などについては、面接時に確認しておくのもいいと思います。
仕事内容・勤務形態などが「思ってたのと違う」というギャップは、就職・転職前の確認でかなり防げるはずです。「思ってたより難しい・忙しい」というギャップは、まわりへの相談で軽減できると思います。
『ほいとも』で転職をお手伝いした場合は、就業後のフォローまで行いますので、悩みや困りごとがあれば、なんでも担当のキャリアアドバイザーに相談できます。もちろん仕事探しの段階での「事前確認」にも全面協力しますので、これから保育士を目指す人は、ぜひ相談してくださいね。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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