2025.03.05
転職コラム
育休明けの保育士復帰、事前の確認・準備は万全ですか?
いま育児休暇中で、春から子どもを保育園に預けて復職しようと考えているみなさん。仕事復帰に向けた準備は進んでいますか? 元いた園に戻る場合でも、これからはママさん保育士として働くことになります。無理なく復職し、子育てと両立しながら仕事を続けていくためには、事前の確認や相談が大切です。将来的に産休・育休の取得を考えているというみなさんも、ぜひ参考に!
まずは復職後の働き方の相談
復職後はお子さんの送り迎えなどがあり、「働ける時間」が限られます。以前と同じように早番・遅番のシフト対応で働くといったことが難しくなりますね。ただし、復帰先の保育園とだけ相談して決めるわけにはいきません。まずは自分のお子さんを預ける保育園との面談で、保育時間や送迎時間を確認しましょう。さらに家族との話し合いも不可欠です。送迎で誰かの協力が得られるのか。お子さんの急な発熱などの際、病児保育を利用するのか。「すぐ迎えに来てください」と連絡があった場合、誰が対応できるのか。朝食の準備などの家事をご主人と分担できるのか…。それによって「働ける時間」も変わってきますから。
復帰前のできるだけ早い時期に預け先の保育園、ご家族とすり合わせをして、復帰先の保育園にもなるべく早めに相談するのがベスト。例えば「送迎があるので9:00〜17:00の固定勤務にしてほしい」「迎えは主人が行ってくれるので、夕方は遅くまで働ける」とか、場合によっては「時短勤務やパート勤務に切り替えてほしい」といった希望をしっかりと伝え、できる限り時間の調整をしてもらいましょう。
「慣らし保育」の期間は特に要注意
家族と離れて初めて保育園という環境で過ごすことは、お子さんにとって大きな変化で、不安もあります。すぐに慣れる子もいれば、なかなか慣れないという子もいます。また入園直後は、まわりからいろんな病気をもらったりもします。復帰後の勤務時間を決めていても、しばらくは急な休み、急な早退をせざる得ないこともあります。そんなときは遠慮せず、職場の保育士仲間、先輩保育士を頼りましょう。
復帰後の業務などについても事前確認を
復帰後の業務についても確認が必要です。みなさんが産休・育休を取得中に保育内容や行事の進め方などが変わっているかもしれません。早めに確認できれば、復帰前に必要な勉強、心の準備もできるはずです。また子育てとの両立の中では「対応できる業務範囲」も以前とは変わってきます。産休に入る前と同じようにクラス担任をするのか。行事の準備に参加するのか。無理なく働けるように、できないことはできないと伝え、業務範囲も相談しておきましょう。
しっかり考慮してくれる園が増えてます
また、引越しなどの事情で元いた園には復帰できない、近くで新しい保育園を探して復職したいというみなさんは、ぜひ『ほいとも』に相談してください。常時5000件以上の求人を扱っていて、中には「ママさん保育士が多く活躍している園」「子育てとの両立を積極応援してくれる園」も少なくありません。正社員、時短社員、パートなど、みなさんの希望する働き方で、お仕事探しを全力でサポートします。
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。