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2025.03.26

転職コラム

「2026年4月入社の転職」を目指すなら、準備は早めに今年の5月から!

「2026年4月入社の転職」を目指すなら、準備は早めに今年の5月から!

転職する人がいちばん多いのは年度替わり。つまり3月末で退職、新年度の4月から新しい職場へというタイミングです。これは製造業や小売業などの一般企業でも同じですね。保育園でもちょうど2025年度がスタートする時期ですが、多くの園が間もなく「2026年4月の採用」に向けた採用活動を始めます。では転職する側はいつから、どんな準備をすればいいのか。他に転職のタイミングはないのか。詳しく見ていきましょう。

保育園の採用活動、求職者の転職活動はともに年々早まる傾向にあります。これは「次年度の人員体制を早く整えたい」という園側、「次年度からの勤務先を早く決めたい」という求職者、双方の事情によるところが大きいようです。
保育園では今年度がスタートしてすぐ、5月あたりから次年度の採用計画を立て、求人サイトなどに募集情報を掲載し始めます。「今年度が始まったばかりなのに、もう来年度のこと?」と思うかもしれませんね。でも、みなさんが将来の転職を考えているなら、5月ごろから新年度に向けた情報収集だけでも始めることをオススメします。
面接・選考はまだ先ですが、求人情報をチェックしておけば、希望の地域、希望の園に迅速にアプローチできます。逆に選考が始まるころに情報収集を始めると、完全に乗り遅れてしまいます。年度替わりは最も転職する人が多い時期。求人も多目ですが、応募者も多いため競争率も高くなります。早めの準備が大切ですよ。

「今年の5月から準備を」というのは、この4月から新しい職場でがんばろうという人に、次の転職をすすめているわけではありません。いまの職場で何年か働き「条件のいい園があれば転職したい」「転職を予定している」という人に向けての話、です。
でも「いますぐ転職したい」という人には別のタイミングもあります。例えば「この4月に希望の園に入れなかった」「仕方なく違う仕事に就いた」といった人には、今年5月・6月に再チャンスがあります。
きちんと人員計画を立てて採用を行っている園でも、新年度スタート後に一定数の退職者が出ます。その欠員補充のため5月・6月に入社できる人を緊急募集するケースが少なくありません。募集人数は少ないものの、応募者も少な目。倍率が低くなるため、あらためて希望の条件の園に転職する好機なんです。
同じ来年4月入社でも、派遣保育士やパート保育士の募集が始まるのは、もう少し先です。例年、夏以降に募集情報が出始めますので、転職の準備も9月ごろからで大丈夫。それでも「来年3月で契約が切れる」「来年4月から非正規で復職したい」といった人は、9月に乗り遅れないようにしないといけません。いい条件の募集ほど、早く埋まりますからね。
派遣やパートでも「いますぐ転職したい」という人には、1年を通してチャンスがあります。年度途中での契約切れに伴う欠員、産休に入る正社員の補充、朝・夕だけ短時間の保育士補助など、時期を問わず常に一定の募集がありますので、継続的に求人情報をチェックしましょう。
まず転職理由について考えてみましょう。給与・人間関係など、いまの職場の何に不満があるのか。逆に満足な点はないか。その不満は転職以外の方法で解決できないのか。転職すれば必ず解決するのか。一度、冷静に整理してみましょう。そうすれば自分が本当に転職を望んでいるのか、望んでいるとすれば転職先にどんな条件を求めるかが明確になります。
また転職を決意したなら、退職の意志を伝えるタイミングも考えないといけません。年度末の3月で退職したい場合、間際の報告では園にも迷惑がかかります。もう次年度の人員計画ができているからです。毎年、秋ごろに次年度の継続の意志確認がありますので、できればその時期までに退職する旨を伝えるのがベスト。そのためには夏ごろには転職先を決めないといけない。だったら情報収集はいつから始めればいいのか。逆算しながら計画的に転職活動を進められるはずです。
ただし、早く転職先が決まっても仲のいい先生や保護者などに、先にこっそり話すのはNGです。ウワサはすぐに広がり、子どもたちが不安になったりしますから。園からの正式な広報までは、まわりに伝えるのは控えましょう。
『ほいとも』では「転職したい人」人だけでなく、「転職しようか迷っている人」も歓迎しています。また転職する場合は時期やタイミングなどについても、しっかりとアドバイスを行います。転職に関することなら何でも遠慮なく相談してくださいね。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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