2019.04.24
転職コラム
保育士がやりがいを感じる瞬間は?保育の仕事の楽しさと魅力
短大や大学、専門学校を卒業して資格を取得。職業として「保育士」「幼稚園教諭」の先生を目指す方はどこに魅力を感じているのでしょうか?また、実際に保育の現場で働いている・いた保育士さんは、どういったところにやりがいを感じるのでしょうか? 仕事内容や仕事量、労働環境を考えると、体力や忍耐力が必要でとても楽だといえるような仕事ではありません。待遇についても、充分な休みや給料をもらってると断言できる方も多くはないはずです。でも、子供達と日々を過ごす仕事には、それ以上に現場にいるからこそ実感できる楽しさややりがいがあります!
保育士のやりがいと魅力
仕事を楽しみながら長く続けている保育士さんもたくさんいらっしゃいます。保育士を続けることで得られるやりがいや魅力とは、そして日々の仕事で苦労してもモチベーションを保ち続ける秘訣はどのようなものなのでしょうか。保育の仕事は責任も伴います。中には人間関係含めて毎日クタクタ、家と保育園との往復が日常という方もいらっしゃるかもしれません。それでも楽しく働ける原動力とは一体何か!?現場の最前線で働く保育士さんにその内容を聞いてみました。
子どもの笑顔を見ることができる
何といっても子どもたちのとびきりの笑顔には癒されます。保育士になった志望動機について、ほとんどの人が「子ども好き」を第一に挙げられます。辛いことがあって落ち込んでいても、子どもたちの笑顔を見たら悩みが飛んでいった…という経験をお持ちの方は多いでしょう。ずっと園児たちの姿を眺めていたい気分ではあるものの、保育士はいろいろと動いてなければならないのが辛いところですね。
園児さんの成長を感じることができる
ふとしたときに園児の成長を感じる瞬間があります。伸び盛りの子どもたちなので、昨日までできなかったことが突然できるようになったり、苦手なものを克服したりする瞬間を目にすることができます。毎日近くで子どもを見守る保育士ならではの気付きですよね。ハイハイしかできなかった乳児がやがて立ち上がり、少しずつ歩けるようになっていく様子を見るとその成長の速さには驚かされます。また体の成長だけでなく、心の成長にも気付くことがあります。これまでなかなか友達の輪に入っていけなかった園児さんが、ある時、自分から仲間に入っていく様子を目撃することも!卒園のその日まで、子どもの成長を間近で見ることができる、その驚きと感動が毎日訪れる職場は魅力的ですよね。
保護者の方から感謝される
保育士の仕事は園内で子どもたちの保育を行うだけでなく、お子さんに異変があったときや面談のときなど、保護者の方への報・連・相も含まれます。園内での子どもたちの様子を丁寧にお知らせすることで、保護者さんも安心してお仕事や家事に集中できることでしょう。保護者の方との信頼関係ができた上で「いつもありがとう」「うちの子どもがいろいろと園のお話しをしてくれて嬉しい」といったお言葉をいただけたときには喜びもひとしおです。
イベント終了後の達成感
運動会や七夕、クリスマス会、お誕生会など保育園で行う行事は意外と多いもの。保育士さんは普段の仕事に加えて、こうした行事の計画から準備・掃除・片付けまで裏方としての仕事をこなさなければいけません。大きなイベントが無事終了すると、最後までやり遂げた!という達成感、さらには先生たち同士の協力から得られる職員の一体感もやりがい・魅力に繋がるでしょう。
地域貢献や社会貢献できているという実感
保育士や幼稚園教諭は、保育や教育を通じて、これからの未来を担っていく子どもたちの成長を手助けします。また、地域の祭りごとやイベントを盛り上げるなど、保育士という仕事を通して子どもたちや保護者の方々だけでなく、地域の人々など多くの人たちと関わりを持つことは社会にも大きく貢献しているといえます。
みなさんが一番共感できる、魅力を感じる部分はどの項目でしたでしょうか?専門性の高いお仕事だからこそ、多くの人から必要とされ、多くの人の力になっていく…保育士でなければなかなか得ることができない大きなやりがいや魅力が忙しい保育士さんの原動力となっているようです。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。