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2024.01.10

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お弁当持参? それとも給食? 気になる保育士のランチ事情!

お弁当持参? それとも給食? 気になる保育士のランチ事情!

朝から元気な子どもたちと接して、お昼前にはもうお腹ペコペコ。そんな保育士にとって、ランチは午後からのエネルギー補給にも、気分転換にも大事な時間ですね。では現役の保育士さんたちはお昼に何を食べているのか。いつ、どこで昼食をとっているのか。気になる実態を調べてみました。

保育士の昼食は、まず保育園の事情や規則に左右されます。子どもたちと同じ給食を食べることを義務付けられていたり、逆にお弁当を持参することを求められたり、どちらでも自由という園があったり…。そんな中で多いのが「給食派」。実際に「8割ほどが給食」という調査結果もあります。
大阪市内で働く保育士さんにインタビューしたところ、給食の最大のメリットは「できたての温かいごはんが食べられる」こと。他には「朝の忙しい時間にお弁当を作らなくていいから楽」、「栄養士さん・調理師さんが考えるメニューだからバランスがいい」、「子どもたちと同じものを食べることで仲が深められる」といった意見もあります。お弁当派の人からは「給食だと量が足りなかったり、味が薄かったりしない?」と心配の声も聞こえてきますが、保育士の分だけ「大人向け」にしてくれるなどの配慮もあり、味や量に関する満足度は高いようです。
お弁当を持参という保育士さんからは「自分の食べたいものを、食べたい量だけ食べられるから」という理由が上がっています。ちなみに好きなメニューは、鶏の唐揚げが第1位。「最近は冷凍食品も美味しくなっていて手軽」、「あんかけで中華風に、タルタルで南蛮風にとアレンジしやすい」という声もあります。他にもミニハンバーグやソーセージなど、パワーが出そうなお肉系が上位にランクイン。中には体づくりのために、「茹でた鶏胸肉と野菜を中心に」という人もいました。これも家で作るお弁当だからできることですね。
「作るのが面倒では?」という質問に対して、子育て中のママさん保育士からは「子どものお弁当を作るので、一つでも二つでも手間は変わらない」という声がありました。また独身の人からは「前日の夜に多めに作ったおかずを中心に」、「事前に準備しておけば、朝はそんなに時間がかからない」という回答もありました。
給食の場合、月額5000〜6000円が給料引きされます。一食あたり250〜300円なので一見「安い」と思うかもしれませんが、「これがけっこう痛い」、「毎月、給与明細を見てガクンとなる」という声が少なくありません。また園によっては、3歳以上は主食(ごはん・パン)を持参という場合もあります。もちろん保育士も主食持参で、こうなると給食費+αの出費が必要ですね。ただし最近は給食無料、一部を食費補助として支給など、昼食に関する福利厚生が充実している園も増えてきています。
一方、お弁当の場合は大手冷凍食品メーカーの調査によると一食あたり平均約230円。月に20食だと4600円で給食費と大差はありませんね。でも努力次第で節約できるのもお弁当の魅力です。「子どもの分と一緒に作れば、そんなにかからない」、「できるだけ残り物やセール品を使って、浮いた分を友だちとの外食に回す」という人もいました。
まず、いつ食べるか。これは園によって異なります。子どもたちと一緒に食べるようにしている園もあれば、しっかり昼休みがあって自分のペースでゆっくり食べられる園もあります。ただ、1時間の昼休みがきちんと設定されていても、全員で一斉に休憩とはいきません。実際には園児の給食が終わって、歯磨きやお着替えのあとの午睡時間に交代で休憩…という施設がほとんど。だから昼食も、みんなでワイワイではなく、2〜3人でというケースが多くなってしまいますね。
どこで食べるかも園によりますが、休憩用の部屋やスタッフルームが用意されていることが多いようです。「昼休みにも連絡帳の記入や片付け・掃除をしなくちゃいけないので、なかなかゆっくり食べられない」ということもあるようですが、それでもランチタイムは保育士にとって重要な憩いの時間。「他のクラスの子どもたちの成長エピソードを聞くのが楽しい」、「同僚と保育について話せる貴重な時間」、「好きなアーティストや趣味の話題で盛り上がったり、次の休みに一緒に出かける計画を立てたり…」と、みなさん有効に活用しているようです。もちろん、いちばん多かったのは「午後からの仕事に向けての大事な気分転換」という声。お弁当でも給食でも、美味しいランチを食べて今日も一日、がんばってください! 
 

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